住宅か店舗か、母屋か納屋か、など、建物の性質によってリフォームに求める目的も違います。店舗であれば見た目の綺麗さ=防汚性能が重要であったり、住宅では居住の快適さ=遮熱・断熱などが求められます。

価格と機能と耐久性のバランスを考え、適材適所の塗料を選ぶことが費用対効果のあるリフォームにつながります。

一般的な塗料

• ウレタン

  耐用年数：5年　価格：10,000円以下

  性能・特徴

  柔らかい性質があり、万能塗料なので細部塗装には適しています。使いやすいのですが、やはり耐久年数と性能が他より劣ります。昔ながらの塗装業者は、考えずにどこでも塗れるため、現在もこのウレタン塗料を主に使用してる場合もあります。

  こんな方にオススメ

  とにかく価格を抑えたいという方。5~7年サイクルで別の色に塗り替えたい方。現在のお住まいに、10年以上住む予定がない方。

• シリコン

  耐用年数：10年　価格：10,000円〜

  性能・特徴

  耐久性と近年の価格の安定で人気の塗料です。シリコンを含有し汚れにくさと性能を両立させ「超耐久」も実現させました。コストパフォーマンスも良い塗料です。ランクによって、耐久性が大きく変わるのが特徴です。

  こんな方にオススメ

  耐久性とコストのバランスを重視したい方、建物の外観を光沢のある感じに仕上げたい方。

• フッ素

  耐用年数：15年　価格：50,000円〜

  性能・特徴

  まだ価格が高く、一般住宅にはオーバークオリティの感があります。もちろん耐久性は良いので、ご予算に余裕がある場合は一考の価値はあると思います。機能面ではシリコンとほぼ変わりません。

  こんな方にオススメ

  耐久性は高いですが、費用対効果が悪いのであまりお勧めではありません。