コラム
近隣挨拶がないまま工事が始まった|突然「洗濯物をしまって」と言われたケース

今回寄せられたご相談
今回ご相談いただいた方のお話では、ある日突然、隣のお宅で足場の組み立てが始まったそうです。
事前に工事が始まるという挨拶や案内はなく、朝から足場を組む大きな音が聞こえてきたことで、初めて工事が始まることを知ったとのことでした。
ところが、足場を組んだ後は職人が来る様子もなく、数日間、まったく工事をしている気配がなかったそうです。
「何の工事をするのだろう」
「いつから作業が始まるのだろう」
そう思いながら過ごしていたところ、足場を組んでから一週間ほどたった頃、突然業者の方が訪ねてきて、
と言われたそうです。
ご相談者の方は、高圧洗浄をすること自体に不満があったわけではありません。
ただ、事前に工事の日程や作業内容について何の説明もなく、当日になって突然、洗濯物をしまうように言われたことに戸惑いを感じたとのことでした。
もし仕事などで留守にしていたら、洗濯物をしまうことはできません。
今回のケースでは、工事そのものよりも、事前の説明や連絡が不足していたことが問題だったのではないかと思います。
近隣挨拶をしないまま工事を始める業者もいる?
残念ながら、近隣への挨拶をほとんど行わず、そのまま外壁塗装工事を始めてしまう業者もあります。
すべての外壁塗装工事で、近隣挨拶が法律によって義務付けられているわけではありません。
そのため、挨拶をしなかったからといって、すぐに法律違反になるとは限りません。
しかし、外壁塗装は自宅の敷地内だけで、静かに完結する工事ではありません。
足場を組み立てる際には金属音が出ますし、高圧洗浄では水しぶきや機械音が発生します。
塗装中は風向きによって、塗料のにおいが周辺へ流れることもあります。
工事車両や職人の出入りが増え、道路や駐車場の使用に影響が出る場合もあります。
そう考えると、工事が始まる前にひと言伝えておくことは、施工業者として必要な配慮ではないでしょうか。
岩田塗装店の考え
外壁塗装は、ただ家をきれいに塗ればよいというものではありません。工事中の安全管理や清掃、近隣への配慮まで含めて、施工業者の仕事だと考えています。
高圧洗浄の連絡は当日では遅い?
今回のご相談では、業者から連絡があったのは、高圧洗浄を行う当日でした。
しかし、私としては、高圧洗浄の連絡を当日にするのは遅いと思います。
在宅している方であれば、その場で洗濯物を取り込むことができます。
しかし、共働きのご家庭や、日中仕事で留守にしている方の場合、当日に伝えられても対応できません。
朝早く家を出ている方であれば、洗濯物を外に干したまま出かけていることもあります。
少なくとも前日までに、次のように伝えておけば、近隣の方も準備できます。
「明日は高圧洗浄を行う予定です」
「水しぶきが飛ぶ可能性がありますので、洗濯物を室内へお願いします」
天候によって高圧洗浄の日程が変更になることはありますが、その場合も、予定が分かった段階でお知らせすることが大切です。
工事では多少の音や水しぶきが出ることは避けられません。
だからこそ、事前の説明と、ひと言の声かけが必要だと思います。
足場を組んでから一週間、工事をしないことはある?
足場を組んだ後、数日間作業が行われないこと自体は、工事の段取りによってはあります。
足場業者と塗装業者は別の会社であることも多く、足場を先に組み、その後に塗装職人が入ることもあります。
天候不良や他の現場との調整、材料の入荷状況などによって、予定が空く場合もあります。
ただし、今回のように、近隣への説明が何もないまま一週間ほど動きがないと、
「工事が止まっているのではないか」
「何かトラブルが起きているのではないか」
と不安に感じる方もいます。
工事予定が空くこと自体が問題なのではありません。
事前に工事の予定や流れを伝えていないことが、周囲の不安につながってしまいます。
例えば、工事前の挨拶の際に、次のように伝えておけば、近隣の方も安心できます。
「〇日に足場を組みます」
「塗装作業は翌週から始まる予定です」
「高圧洗浄の前には、改めてご案内します」
近隣挨拶は誰が行うの?
外壁塗装工事の近隣挨拶は、施工業者が行う場合と、お客様ご自身が行う場合があります。
私は、基本的には施工業者が責任を持って挨拶に伺うのがよいと考えています。
工事の日程や作業内容について質問されたとき、お客様よりも施工業者のほうが詳しく説明できるからです。
「足場は何日に組むのか」
「高圧洗浄はいつ行うのか」
「工事は何時から何時までなのか」
「どのくらいの期間がかかるのか」
こうした内容を事前に説明しておくことで、近隣の方にも安心していただきやすくなります。
もちろん、お客様からもひと言ご挨拶していただければ、より丁寧な印象になります。
ただ、業者が何もせず、お客様にすべて任せてしまうのは少し違うのではないかと思います。
挨拶の範囲はどこまで必要?
一般的には、両隣、向かい側、裏側のお宅には挨拶しておいたほうが安心です。
住宅の位置や道路の状況によっては、工事車両の出入りで影響が出そうなお宅にも声をかけます。
特に、お隣との距離が近い場合や、足場の資材を運ぶトラックが道路を一時的に使用する場合は、少し広めに挨拶しておくことがあります。
すべてのお宅に同じ影響が出るわけではありません。
現場ごとに周辺の状況を確認し、どこまで挨拶する必要があるか判断することが大切です。
挨拶がなかった場合はどうすればいい?
近隣で突然外壁塗装工事が始まり、音や水しぶき、塗料のにおいなどで困っている場合は、まず工事をしている業者へ伝えてみてください。
職人に直接言いにくい場合は、現場に設置されている看板や足場シートを確認すると、施工会社の名前や連絡先が分かることがあります。
伝える際は、感情的になるよりも、次のように具体的に伝えると対応してもらいやすくなります。
「高圧洗浄の日を事前に教えてほしい」
「洗濯物を干す関係で、作業予定を知りたい」
「車の出入りがあるので、足場工事の時間を教えてほしい」
きちんとした業者であれば、今後の工事日程や作業内容を説明してくれるはずです。
近隣対応も業者選びの一つです
外壁塗装業者を選ぶ際、多くの方は見積金額や塗料の種類、保証内容を比較します。
もちろん、それらも大切です。
しかし、工事中の近隣対応についても、確認しておくことをおすすめします。
どれだけ仕上がりがきれいでも、工事中に近隣トラブルが起きてしまえば、お客様は工事後も住みにくい思いをしてしまうかもしれません。
業者へ確認しておきたいこと
「近隣への挨拶はしてもらえますか?」
「高圧洗浄の日は事前に案内してもらえますか?」
「工事車両はどこに停めますか?」
「工事の日程が変わった場合は連絡してもらえますか?」
こうした質問に対して、具体的に説明してくれる業者であれば、工事中の対応についても安心しやすいと思います。
岩田塗装店の近隣対応について
岩田塗装店では、外壁塗装工事を始める前に、近隣のお宅へご挨拶に伺います。
工事期間や作業時間、足場の組み立て日、高圧洗浄を行う予定などをお伝えし、できるだけご迷惑がかからないように工事を進めています。
工事の内容や天候によって予定が変更になる場合もありますが、その際はできるだけ早めにお伝えします。
もちろん、事前に挨拶をしたからといって、工事中の音やにおいを完全になくせるわけではありません。
それでも、何も知らないまま突然工事が始まるのと、事前に日程を知っているのとでは、近隣の方が受ける印象は大きく違います。
外壁塗装は、お客様の家をきれいにして、長く守っていくための工事です。
その工事が原因で、近隣との関係が悪くなってしまわないよう、施工業者がきちんと配慮することが大切だと思います。
外壁塗装についてのお悩みは岩田塗装店へ
焼津市・藤枝市・島田市・静岡市周辺で、外壁塗装や屋根塗装について気になることがありましたら、岩田塗装店までお気軽にご相談ください。工事内容だけでなく、工事中の近隣対応についても分かりやすくご説明します。






































