魚のおいしい静岡。焼津は、その中でも特に有名な町の一つかもしれない。焼津の歴史は、カツオ漁からはじまるらしく、駿府城に隠居した徳川家康に（時代って、つながってる。教科書の中だけではないんだなぁ。）、焼津のカツオを献上した記録も残っているそうだ。そんなカツオ漁全盛期の合間に始まったのがマグロ漁。今となっては、水揚げ日本一を誇る焼津のマグロ。うまいんだなぁ。

戦後に遠洋漁業禁止令が出されたが、その後、禁止令は解け、そらいけとばかりにインド洋・太平洋全域へと漁船は出航していきました。今も、そんな漁師さんたちのおかげで、おいしい魚が食卓にのぼるうれしい毎日なんですが、忘れてはならない事件の話を少ししたいです。

1945年3月1日に、アメリカの水爆実験の被害にあった第五福竜丸事件。毎年、焼津市は3月1日にビキニデーとして、核廃絶をアピールしてきました。60年以上の時を経て、事件は風化の一途をたどっています。その事件をもう一度考えさせられるきっかけになったのが、東日本大震災の東京電力福島第一原発事故。両者の事故の類似点はただ一つ。放射能汚染による被害です。

広島、長崎、第五福竜丸そして、放射能の恐ろしさを知っていながらおきた東京電力福島第一原発事故。事故にあわなかった、被害にあわなかった。だから、今のままでもいいのさ、そういう感覚がどこか大きな流れとしてこの国にはあるんじゃないんだろうか？と怖くなります。これだけの警笛を聞きながら、それでもまた原発の再開をしようとする国。海外では、原発廃絶に向けて、たとえそれが困難な道だとしても、未来への正しい選択として動きだしている国が多数あるのにもかかわらず。

おいしい魚が好きですか？
お刺身が好きですか？
お祝いごとに、お寿司をおなかいっぱい食べたくないですか？
そして、世界から日本が地球を汚したなんて言われたくないじゃないですか。

焼津のマグロも、カツオも、しらすも。子供の子供に、そのまた子供にも食べてもらいたいじゃないですか。素人考えだろうとなんだろうと、ダメなもんはダメとして、そこからスタートしましょうよ。小学生にだってわかる事が、どうして実行できないんだろう？これじゃ、うまい魚もないてるよ。「くいねぇくいねぇ寿司くいねぇ。」街道一の親分とうたわれた清水の次郎長がいたなら、どんな鉄拳をいまの日本にくだすだろうか。

明日から仕事が始まります。　今日は美味しい魚でも食べて明日からも頑張ります。

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